はじめに
「海外進出10ステップ」シリーズの第16回目へようこそ。前回は、業界別のおすすめ進出先国とその理由について詳しく解説しました。今回は、「ステップ2:市場調査と進出先の選定」の第6回として、現地視察の効果的な進め方について、具体的なチェックリストと共に解説します。
現地視察は、デスクリサーチだけでは得られない生きた情報を収集し、肌感覚で市場の雰囲気を掴むための重要なプロセスです。しかし、限られた時間と予算の中で効果的に視察を行うためには、綿密な準備と戦略的なアプローチが必要です。
本記事では、以下の項目について詳しく説明し、最後に包括的なチェックリストを提供します:
- 現地視察の目的設定と計画立案
- 訪問先の選定と事前アポイントの取り方
- 効果的な質問リストの作成
- 現地の商習慣やエチケットへの配慮
- 視察中の観察ポイントとメモの取り方
- 現地パートナーや政府機関とのミーティングの進め方
- 競合店舗や工場の視察テクニック
- 視察後の情報整理と報告書作成のコツ
1. 現地視察の目的設定と計画立案
1.1 目的の明確化
現地視察を効果的に行うためには、まず目的を明確にすることが重要です。以下のような目的が考えられます:
- 市場規模と成長性の確認
- 競合状況の把握
- 潜在的なパートナーや取引先の発掘
- 現地の消費者行動や嗜好の理解
- 法規制や行政手続きの確認
- 物流・インフラの状況確認
1.2 視察計画の立案
目的が定まったら、具体的な計画を立てます:
- 訪問期間の決定(通常5-7日程度)
- 訪問都市の選定(主要都市と地方都市のバランス)
- 予算の設定
- 参加メンバーの決定(通常2-3名)
- 現地コーディネーターの手配(必要に応じて)
2. 訪問先の選定と事前アポイントの取り方
2.1 訪問先の選定
業界や目的に応じて、以下のような訪問先を検討します:
- 政府機関(投資促進局、関連省庁など)
- 業界団体
- 潜在的なパートナー企業
- 競合企業の店舗や工場
- 現地の小売店、卸売市場
- 物流施設、工業団地
- 現地で活躍する日系企業
- 法律事務所、会計事務所
2.2 事前アポイントの取り方
- JETROや在外公館を通じた紹介依頼
- 業界団体や商工会議所へのコンタクト
- LinkedInなどのビジネスSNSの活用
- 現地の展示会やセミナーへの参加登録
2.3 アポイント取得のコツ
- 目的と自社の概要を簡潔に説明
- 面談希望日時を複数提示
- 相手の都合に柔軟に対応
- 必要に応じて紹介状を用意
3. 効果的な質問リストの作成
3.1 質問リスト作成のポイント
- オープンエンドの質問を多用(「はい」「いいえ」では答えられない質問)
- 具体的な数字や事例を引き出せる質問
- 相手の経験や意見を聞き出す質問
- 業界特有の課題や動向に関する質問
3.2 質問例
- 市場動向:「この業界の今後5年間の成長率をどのように予測されていますか?」
- 競合状況:「市場シェア上位3社とその特徴を教えていただけますか?」
- 規制環境:「外資規制に関して、最近変更された点や今後の見通しはありますか?」
- 消費者動向:「地元の消費者が商品選択時に最も重視する要素は何でしょうか?」
4. 現地の商習慣やエチケットへの配慮
4.1 事前調査すべき項目
- 挨拶の仕方(握手、お辞儀など)
- 名刺交換の作法
- 服装のドレスコード
- 時間の概念(時間厳守か、柔軟か)
- 食事のマナー
- タブー(宗教的、文化的に避けるべき話題や行動)
4.2 配慮のポイント
- 相手の文化を尊重する姿勢を示す
- 曖昧な表現は避け、明確なコミュニケーションを心がける
- 必要に応じて通訳を手配し、言語の壁を最小限に抑える
- 贈答品を用意する場合は、現地の慣習に合わせる
5. 視察中の観察ポイントとメモの取り方
5.1 主な観察ポイント
- 街の雰囲気、人々の様子
- 服装や行動パターン
- 年齢層や性別の偏り
- 街の清潔さや治安の印象
- 交通インフラの状況
- 道路の整備状況
- 公共交通機関の利便性
- 交通渋滞の程度
- 店舗の陳列、価格帯
- 商品の種類と品質
- 価格帯とターゲット層
- POP広告やプロモーションの特徴
- 消費者の購買行動
- 店舗での滞在時間
- 購買決定のプロセス
- 支払い方法(現金、クレジットカード、モバイル決済など)
- 広告・宣伝の特徴
- 屋外広告の内容と形式
- テレビCMや新聞広告の傾向
- SNSマーケティングの活用度
- 競合製品の特徴と価格
- パッケージデザイン
- 価格設定と販売戦略
- ブランドポジショニング
5.2 効果的なメモの取り方
- キーワードや短文でスピーディーに記録
- 箇条書きやマインドマップの活用
- 略語や記号の使用(事前に凡例を決めておく)
- 写真や動画を積極的に活用(許可を得ること)
- 商品棚の全体像と詳細をそれぞれ撮影
- 街の風景や人々の様子をタイムラプス動画で記録
- 音声メモ機能の利用(後で文字起こし)
- ハンズフリーで観察しながら記録可能
- 感想や気づきをリアルタイムで録音
- 気づいた点や疑問点をその場で記録
- 「なぜ」「どのように」という疑問を大切に
- 後で調査が必要な点をマーキング
- 数字や固有名詞は特に正確に記録
- 価格、数量、比率などの具体的なデータ
- 企業名、ブランド名、人名の正確な綴り
5.3 観察とメモ取りの具体例
ある日本の食品メーカーが東南アジアの大都市で視察を行った際の観察とメモの例:
日時:2023年6月15日 14:00-16:00
場所:セントラルショッピングモール(Aシティ中心部)
1. 店舗状況
– 食品売り場:約500㎡、清潔で明るい雰囲気
– 客層:20-40代の女性が中心、家族連れも多い
– 平均滞在時間:約30分(目視で推定)
2. 競合製品
– 現地ブランドX:100g/2ドル、パッケージは緑色基調
– 輸入ブランドY:80g/3ドル、高級感のある黒色パッケージ
– 品揃え:10種類以上、フレーバーバリエーションが豊富
3. 消費者行動
– 商品選択時間:平均2-3分
– 価格タグをよく確認している様子
– スマホでQRコードを読み取る消費者が多い(約30%)
4. 気づき・疑問点
– なぜ現地ブランドXの売れ行きが好調?→原材料や味の特徴を調査
– スマホでのQRコード読み取り→どんな情報を提供しているか確認必要
– 輸入品コーナーが意外に小さい→需要は少ないのか、それとも供給の問題?
※写真番号:P001-P020(商品棚全体と主要製品のクローズアップ)
※動画:V001(15分間のタイムラプス、消費者の動線)
このように、具体的な数値や観察結果を交えながら、気づきや疑問点も含めて記録することが重要です。
6. 現地パートナーや政府機関とのミーティングの進め方
6.1 ミーティングの基本姿勢
- 時間厳守
- 現地の時間感覚を考慮しつつ、原則として5分前には到着
- 予定時間内に終われるよう、議題の優先順位を決めておく
- 礼儀正しく、かつ自信を持った態度
- 現地の挨拶方法を事前に確認(握手、お辞儀など)
- アイコンタクトを適切に取り、積極的な姿勢を示す
- 積極的な傾聴と適切な質問
- 相手の話を遮らず、メモを取りながら注意深く聞く
- 理解を深めるための質問を適宜挟む
- 柔軟性と決断力のバランス
- 相手の提案に柔軟に対応しつつ、重要事項は明確な姿勢を示す
- その場で決められない事項は、回答期限を明確に伝える
6.2 効果的なミーティングのコツ
- 事前に相手の情報を十分リサーチ
- 組織の沿革、主要事業、最近のニュースなどを把握
- キーパーソンの経歴や役割を確認
- アジェンダを用意し、相手と共有
- 議題と所要時間を明記したアジェンダを作成
- 可能であれば事前に相手側と調整
- 自社の強みや進出への熱意を適切にアピール
- 3-5分程度のショートプレゼンテーションを準備
- 現地市場への貢献可能性を具体的に説明
- 具体的な協力可能性や次のステップを提案
- Win-Winの関係構築を意識した提案を行う
- 短期・中期・長期の協力可能性を段階的に提示
- ミーティング後は速やかにフォローアップメールを送信
- 24時間以内に礼状と議事録を送付
- 次のアクションと期限を明確に記載
6.3 政府機関とのミーティング時の注意点
- 政治的な発言には十分注意する
- 汚職や不正の疑いを招くような言動は厳に慎む
- 必要に応じて通訳を同席させる(微妙なニュアンスの把握のため)
- 提出書類や必要手続きについて具体的に確認する
- 担当者の連絡先を必ず入手し、継続的なコミュニケーションを心がける
6.4 現地パートナーとのミーティング時の注意点
- 互いの企業文化や価値観の違いを尊重する
- 長期的な関係構築を意識したコミュニケーションを心がける
- 機密情報の取り扱いについて事前に合意する
- 権限の所在を明確に把握し、適切な意思決定者と対話する
- 言葉の壁を考慮し、図表や視覚資料を効果的に活用する
7. 競合店舗や工場の視察テクニック
7.1 店舗視察のポイント
- 立地条件の確認
- 周辺の人口動態や商圏の特徴
- 交通アクセスの便利さ
- 競合店舗との距離
- 店舗レイアウトと商品陳列の特徴
- 売り場の動線設計
- 目玉商品の配置
- POP広告の使い方
- 価格帯と品揃え
- 主力商品の価格戦略
- 品揃えの幅と深さ
- プライベートブランドの有無
- 接客サービスの質
- スタッフの対応や知識レベル
- 顧客の質問や要望への対処方法
- アフターサービスの内容
- 顧客層と購買行動
- 主要な顧客セグメント
- 平均的な購買金額
- リピート率の高そうな商品
- プロモーション手法
- セールスやキャンペーンの頻度
- ロイヤリティプログラムの有無
- SNSやデジタルマーケティングの活用状況
7.2 工場視察のポイント
- 設備の近代化レベル
- 自動化の程度
- 最新技術の導入状況
- メンテナンス体制
- 従業員の働き方や安全対策
- 労働環境の整備状況
- 安全教育の実施状況
- 従業員の満足度や士気
- 品質管理プロセス
- 検品システムの精度
- トレーサビリティの確保
- 不良品の処理方法
- 物流システム
- 原材料の調達方法
- 在庫管理の方式
- 配送システムの効率性
- 環境対策の状況
- 廃棄物処理の方法
- エネルギー効率化の取り組み
- 環境認証の取得状況
7.3 視察時の注意点
- 許可なく写真撮影しない
- 必要な場合は事前に許可を得る
- 撮影禁止エリアを確認する
- 競合他社であることを明かさず、一般消費者や見学者として行動
- 過度に詳細な質問は避ける
- 自社の身分を偽る行為は絶対に行わない
- 従業員への過度な質問は控える
- 一般的な情報以上のことを聞き出そうとしない
- 労働条件などのセンシティブな話題は避ける
- 観察した内容は後で直ちにメモに残す
- 記憶が鮮明なうちに詳細を記録
- 可能であれば、チーム内で速やかに情報共有を行う
7.4 視察テクニックの具体例
ある製造業企業が競合他社の工場を視察した際の手法:
- 事前準備:
- 競合他社の公開情報(年次報告書、プレスリリースなど)を徹底的に研究
- 工場見学ツアーがある場合は一般消費者として参加を申し込む
- 視察当日:
- 工場周辺の様子(トラックの出入り頻度、従業員の出勤状況など)を観察
- ツアー中は積極的にメモを取り、許可された範囲で写真撮影
- 一般的な質問(例:「この工程にはどのくらいの時間がかかりますか?」)を投げかけ、追加情報を引き出す
- 視察後:
- チーム内で即座にデブリーフィングセッションを実施
- 観察結果を自社の製造プロセスと比較分析
- 改善可能な点や差別化ポイントを特定
このような手法により、競合他社の強みと弱みを客観的に分析し、自社の戦略立案に活かすことができます。
8. 視察後の情報整理と報告書作成のコツ
8.1 情報整理のステップ
- 視察直後に簡単な振り返りミーティングを実施
- 参加者全員の新鮮な印象や気づきを共有
- 重要ポイントや追加調査が必要な事項を洗い出す
- 各自のメモや写真を共有
- クラウドストレージを活用し、全ての情報を一元管理
- 写真や動画にタグ付けを行い、検索しやすくする
- テーマ別に情報を分類(市場動向、競合状況、規制環境など)
- エクセルやデータベースソフトを活用し、体系的に整理
- 各テーマの関連性や影響度を考慮しながら分類
- 重要度や信頼性に応じて情報を評価
- 情報源の信頼性を3段階程度で評価
- ビジネスインパクトの大きさを5段階程度で評価
- クロスチェックが必要な情報を特定し、追加調査を計画
- SWOT分析の実施
- 収集した情報を基に、自社の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を分析
- 現地市場特有の要因を考慮しながら分析を行う
8.2 効果的な報告書作成
- エグゼクティブサマリーを冒頭に配置
- 1ページ程度で視察の主要な発見と提言をまとめる
- 図表を用いて視覚的に分かりやすく表現
- 視覚的資料(写真、グラフ、表)を効果的に活用
- 重要なデータは図表化し、トレンドや比較を視覚的に表現
- 写真は適切にキャプションを付け、観察ポイントを明記
- 事実と意見・考察を明確に区別
- 事実情報は客観的に記述し、出典を明記
- 意見や考察は別セクションで記述し、根拠を示す
- 具体的な数字や事例を盛り込む
- 市場規模、成長率、価格帯など、具体的な数値を記載
- 現地企業や消費者の具体的な事例を挙げて説明
- 今後のアクションプランや課題を明記
- 短期・中期・長期のアクションプランを提案
- 追加調査が必要な事項や潜在的なリスクを明確に示す
- 付録の活用
- 詳細なデータや補足情報は付録にまとめる
- 訪問先リストや面会者情報なども付録に記載
8.3 報告書の構成例
- エグゼクティブサマリー
- 視察の目的と概要
- 市場環境分析 3.1 マクロ環境(政治、経済、社会、技術) 3.2 業界動向 3.3 競合分析
- 消費者動向
- 規制環境と参入障壁
- ビジネスチャンスとリスク
- SWOT分析
- 提言と今後のアクションプラン
- 付録
- 詳細データ
- 訪問先リスト
- 参考文献
8.4 報告書作成のポイント
- 客観性の維持
- 個人的な印象や憶測と、客観的な事実を明確に区別
- 複数の情報源からのクロスチェックを行い、信頼性を高める
- 明確で簡潔な文章
- 専門用語は必要最小限にとどめ、分かりやすい表現を心がける
- 一文一義で、要点を簡潔に伝える
- 論理的な構成
- 現状分析から課題抽出、解決策提案へと論理的に展開
- 各セクション間の関連性を明確にし、全体の一貫性を保つ
- 読み手を意識した内容
- 経営陣や意思決定者のニーズを想定し、必要な情報を盛り込む
- 専門知識がない読み手でも理解できるよう、適宜補足説明を加える
- アクショナブルな提言
- 具体的で実行可能な提案を心がける
- 提案の優先順位や期待される効果を明示する
8.5 報告書のレビューと修正
- チーム内でのレビュー
- 視察に参加したメンバー全員で内容を確認
- 事実関係の誤りや解釈の相違がないかチェック
- 外部専門家によるレビュー
- 必要に応じて、法務や会計の専門家にレビューを依頼
- 特に規制環境や財務分析の部分は慎重にチェック
- プレゼンテーションのリハーサル
- 経営陣への報告前に、チーム内でプレゼンのリハーサルを実施
- 質疑応答を想定し、追加の情報や説明を準備
- フィードバックに基づく修正
- レビューやリハーサルで得たフィードバックを基に報告書を修正
- 必要に応じて追加情報を収集し、内容を充実させる
まとめ
現地視察は、海外進出の成否を左右する重要なプロセスです。本記事で紹介した手法とチェックリストを活用することで、限られた時間と予算の中で最大限の成果を得ることができるでしょう。
効果的な現地視察のポイントを再度確認しましょう:
- 綿密な事前準備:目的の明確化、訪問先の選定、質問リストの作成
- 現地の文化やエチケットへの配慮
- 多角的な観察と効率的な情報収集
- 適切なコミュニケーションと関係構築
- 競合分析と市場理解の深化
- 体系的な情報整理と分析
- 説得力のある報告書の作成
ただし、現地視察はあくまでも海外進出プロセスの一部に過ぎません。視察で得られた情報を、これまでのデスクリサーチの結果と統合し、総合的な判断を行うことが重要です。また、一度の視察で全てを理解することは困難です。必要に応じて複数回の視察を行ったり、現地に長期滞在したりすることも検討しましょう。
さらに、視察後のフォローアップも重要です。現地で構築した関係性を維持・発展させるため、定期的なコミュニケーションを心がけましょう。また、視察で得た洞察を組織全体で共有し、海外進出戦略の継続的な改善に活かすことが大切です。
現地視察を通じて、机上では得られない生きた情報と肌感覚を獲得し、より確実な海外進出の意思決定につなげていただければ幸いです。
次回予告:⑦二次進出を見据えた市場選定戦略
次回は、「⑦二次進出を見据えた市場選定戦略」として、初めての海外進出を成功させた後の、次なる展開について考察します。
二次進出を見据えることで、初期の進出戦略がより戦略的かつ長期的な視点を持つことができます。以下のような内容を予定しています:
- 二次進出の意義と重要性
- グローバル展開における二次進出の位置づけ
- 初期進出と二次進出の違い
- 初期進出国と二次進出国の関係性
- 地理的・文化的近接性の考慮
- 経済圏や貿易協定の活用
- 地域統括拠点の設置戦略
- 統括拠点の役割と機能
- 最適な立地選定の基準
- 段階的な市場拡大のアプローチ
- 市場の優先順位付けと進出タイミング
- リソース配分の最適化
- リソース配分と優先順位付け
- 人材・資金・技術の効率的な配分
- 初期進出国と二次進出国間のシナジー創出
- リスク分散の考え方
- 地政学的リスクの分散
- 市場の多様化によるリスクヘッジ
- 成功事例と失敗事例の分析
- グローバル企業の二次進出戦略の事例研究
- 日本企業の二次進出における教訓
二次進出を視野に入れることで、グローバル展開の全体像を描き、より戦略的な海外進出計画を立てることができます。初期進出の成功を足がかりに、いかにして持続可能なグローバル成長を実現するか、その具体的な方策について詳しく解説します。
次回の記事では、長期的視点に立った市場選定の重要性や、初期進出で得た経験・ノウハウを二次進出にどのように活かすかなど、実践的な戦略立案のヒントを提供します。グローバル展開を目指す企業の皆様にとって、価値ある情報となるはずです。次回もお楽しみに!