「海外進出10ステップ」シリーズの第1ステップ「海外進出の目的を明確化する」の第2回として、今回は具体的な目的設定のためのワークシートをご紹介します。このワークシートを通じて、自社の強みを活かした海外進出の目的を明確に定義することができます。
なぜ目的設定が重要なのか
海外進出は大きな挑戦であり、リスクも伴います。明確な目的なしに進出すれば、貴重な経営資源を無駄にする可能性があります。一方、適切に設定された目的は以下のメリットをもたらします:
- 意思決定の指針となる
- 社内の意識統一ができる
- 進捗の評価基準となる
- モチベーション維持につながる
海外進出の目的設定ワークシート
以下のワークシートを使って、段階的に自社の海外進出の目的を明確にしていきましょう。
Step 1: 自社の強みの洗い出し
まずは、自社の強みを3つ以上挙げてみましょう。製品、技術、サービス、組織文化など、幅広い観点から考えてください。
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Step 2: 海外市場でのニーズの特定
次に、Step 1で挙げた強みが、どのような海外市場のニーズに応えられるか考えてみましょう。
- 強み:________ → 海外市場のニーズ:_______________
- 強み:________ → 海外市場のニーズ:_______________
- 強み:________ → 海外市場のニーズ:_______________
Step 3: 海外進出で達成したい具体的な目標
自社の強みと海外市場のニーズを踏まえて、海外進出で達成したい具体的な目標を設定しましょう。SMART(Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound)の原則に基づいて設定するのが効果的です。
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Step 4: 目的の明文化
最後に、Step 1〜3を踏まえて、海外進出の目的を1〜2文で明確に記述してください。
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ワークシートの活用方法
- 経営陣での議論: このワークシートを使って、経営陣で海外進出の目的について議論しましょう。多様な視点を取り入れることで、より深い洞察が得られます。
- 定期的な見直し: 海外進出の準備を進める中で、新たな情報や洞察が得られることがあります。定期的にこのワークシートを見直し、必要に応じて目的を調整しましょう。
- 社内共有: 完成したワークシートを社内で共有し、海外進出の目的について全社的な理解を促進しましょう。
- 外部アドバイザーとの協議: One Step Beyond株式会社のような海外進出の専門家と、このワークシートを基に議論することで、より実現可能性の高い目的設定ができます。
次のステップ
海外進出の目的が明確になったら、次は具体的な市場調査と進出先の選定に進みます。「海外進出10ステップ」シリーズの次回は、この点について詳しく解説します。
One Step Beyond株式会社は、このワークシートの活用から、具体的な海外進出戦略の立案まで、皆様の取り組みを全面的にサポートいたします。海外進出の目的設定でお悩みの方、より効果的な目的設定の方法を知りたい方は、ぜひお問い合わせください